Kaika Labs KAIKALABS
Notes / 読みもの

子どものお金の手続き期限の一覧(児童手当・幼保無償化・高校無償化・給付奨学金)

最終確認 · 令和8年度(2026年度)の制度

子どもの成長に合わせて、お金に関する申請の時期もやってきます。申請が支給の条件になっている制度や、遅れた分をさかのぼって受け取れない制度があります。出生から大学入学後まで、手続きを年齢順に見ていきましょう。

年齢順で見る手続きと期限

年齢は確認を始める目安です。申請の締切は、住んでいる場所や通う学校で変わるものがあります。

表は横にスクロールできます。「いつまで」は目安なので、届いた案内と照らし合わせてください。

出生から大学入学後までの手続き
時期手続きいつまで(目安)どこで過ぎたら
出生出生届・健康保険への加入・児童手当・子ども医療証出生届は生まれた日を含め14日以内。児童手当は出生の翌日から15日以内。健康保険は早めに、医療証は加入後1か月以内が目安市区町村。健康保険は勤め先(国保は市区町村)。公務員の児童手当は勤め先児童手当は原則さかのぼれません。ほかの届出・申請は各窓口へ早めに確認
0〜2歳認可保育園の4月入園の申込一次申込は前年の10〜11月が多いです市区町村二次募集や年度途中の申込を確認
3歳幼児教育・保育の無償化の手続き幼稚園などの教育利用は満3歳から。保育利用は3歳になった後の最初の4月から。手続きの期限は施設・市区町村の案内で確認通園先・市区町村認定や手続きの扱いを施設・市区町村に確認
5歳の秋就学時健康診断入学前の秋。通知は9〜10月ごろ市区町村の教育委員会通知がない場合や受診できなかった場合は教育委員会に確認
6歳・12歳小学校・中学校の就学援助入学準備金は入学前の締切を確認。入学後は4月ごろの学校の案内で学校・市区町村年度途中も申請できます。ただし入学前の申請でないと受け取れない準備金もあります
15歳高校の就学支援金・高校生等奨学給付金就学支援金は入学時、在校生は4〜6月が多いです。奨学給付金の案内は7〜10月ごろが多いです学校の案内で申請。奨学給付金は都道府県就学支援金は申請した月以降の分だけ。奨学給付金は都道府県の締切を確認
高校3年の春給付奨学金の予約採用4月ごろから。受付期間は高校ごと在籍する高校を通じて、スカラネットで入力進学後の春に在学採用で申し込める(支援の内容は同じ)
大学入学後給付奨学金の在学採用春の4月ごろ。大学の案内で確認学生ポータル・学生課その後の受付について大学の案内を確認
18歳の年度末児童手当の支給対象期間が終了18歳になった後の最初の3月31日まで受給先の市区町村。公務員は勤め先この年齢の子への手当は終了。兄姉として数える場合の届出は別に確認

学年で考えるときは、1月1日〜4月1日生まれは前の学年になる点にも気をつけてください。

児童手当の申請はいつまで?

児童手当は、子を育てる人に支給される手当です。出生後は、生まれた日の翌日から15日以内に申請します。住んでいる市区町村へ申し込み、公務員は勤め先で手続きします。

原則は、申請した月の翌月分から

支給の始まりは、原則として申請した月の翌月分です。申請が遅れた月の分は、さかのぼって受け取れません。出生届とともに、児童手当の申請も確認しましょう。

月末に生まれた場合

翌月の申請でも間に合う特例があります

月末に生まれると、申請する日が翌月になることがあります。その場合も、出生の日の翌日から15日以内に申請すれば、出生の翌月分から受け取れます。

15日目が土日祝の場合、翌開庁日まで受け付ける自治体が多いです。期限の扱いは、お住まいの市区町村の案内で確かめてください。

用意するものと、引っ越したときの申請

認定請求書(手当を受けるための申請書)のほか、請求者の健康保険の資格や口座が分かるもの、マイナンバーなどを使います。必要な書類は市区町村の案内に沿ってそろえます。

ほかの市区町村へ引っ越したときは、転出予定日の翌日から15日以内に、新しい市区町村へ申請します。転居の手続きと合わせて、児童手当の窓口も確認してください。

月額と、第3子以降の数え方

2024年10月の改正で、それまで所得の上限を超えて受け取れなかった世帯も対象になりました(受け取るには申請が要ります)。月額の目安は次のとおりです。

  • 3歳未満:15,000円。
  • 3歳から高校生年代:10,000円。
  • 第3子以降:年齢によらず30,000円。

第3子以降かどうかは、兄姉も含めて年齢が上の子から数えます。数に入る兄姉は、22歳の年度末までです。

18歳の年度末を過ぎた大学生年代の兄姉も、親が生活費を負担していることなどを届け出れば、数に入ります。ただし、その兄姉自身への児童手当は支給されません。

支給月と、いつまでもらえるか

振込は2・4・6・8・10・12月の偶数月で、前月までの2か月分が支給されます。支給日は自治体ごとに違います。10日ごろが多いですが、受給先の予定を確認してください。

対象となるのは、18歳になった後の最初の3月31日までです。高校3年の年度末が目安になります。

現況届が必要な人もいます

現況届は、引き続き手当を受ける条件を満たすか確認する届出です。2022年6月から原則不要になりました。ただし、次に当てはまる人は提出が必要です。

  • 法人の未成年後見人。
  • 離婚協議中で別居している人。
  • DVにより、住民票の住所と異なる市区町村で受給している人。
  • 戸籍のない子を育てている人。
  • 施設などで受給している人。
  • 市区町村から提出の案内が届いた人。

子ども医療証と保育園の申込

医療証は、健康保険に入ってから早めに

子ども医療費助成は、子の医療費の負担を軽くする制度です。病院の窓口で見せる医療証(受給者証)は、住んでいる市区町村に申請します。健康保険への加入後、1か月以内を目安に早めに手続きしてください。窓口で払う額や対象年齢は自治体によって違います。

医療証を忘れて医療費を払ったときは、払い戻しを申請できる自治体が多いです。期限は2年が多いものの、いつから数えるかは自治体で変わります。船橋市は、支払った日の翌日から2年です。

半年〜1年ごとの更新がある自治体もあります。交付時の案内と、更新のお知らせを確認しましょう。

4月入園は、前年から申込が始まります

認可保育園の4月入園は、前年の10〜11月に一次申込を受け付ける市区町村が多いです。締切は全国共通ではありません。入園を考え始めたら、市区町村の募集案内を確認してください。

就労証明書は、働いている状況を勤め先に証明してもらう書類です。作成に時間がかかるため、早めに依頼します。一次申込で決まらなかった場合は、二次募集や年度途中の申込も確認できます。

幼児教育・保育の無償化はいつから?

幼保無償化は、幼稚園や保育所などの利用料を無償にしたり、上限まで支援したりする仕組みです。施設で教育を利用するか、保育を利用するかで開始時期が違います。

  • 保育所・認定こども園の保育利用:3歳になった後の最初の4月、つまり3歳児クラスからです。
  • 幼稚園・認定こども園の教育利用:満3歳になった日からです。

新制度の幼稚園・保育所・認定こども園では、利用料が無償になります(0〜2歳は住民税非課税世帯が対象です)。新制度へ移行していない幼稚園は、2026年10月利用分から月28,000円が支援の上限です。9月までは月25,700円です。

預かり保育は認定も確認します

幼稚園の預かり保育は、3歳児クラスから月12,300円までが支援の対象です。2026年10月利用分からの額で、9月までは月11,300円です。「保育の必要性の認定」という、保育が必要な状況の確認を市区町村から受ける必要があります。

満3歳の誕生日から最初の3月31日までは、住民税非課税世帯に限り、月17,700円までが対象です。9月までは月16,300円で、この場合も保育の必要性の認定が要ります。

通園送迎費・食材料費・行事費などは無償化の対象外です。ただし、おかず・おやつ代(副食費)は、年収360万円未満相当の世帯と第3子以降の子は支払いが免除されます。手続きは施設を通すことが多いので、通園先と市区町村の案内を確認してください。

就学時健診と就学援助

入学前の秋に受ける就学時健診

就学時健康診断は、小学校に入る前に受ける健康診断です。市区町村の教育委員会から、9〜10月ごろに通知が届きます。通知が届かなければ、教育委員会に確認してください。

実施時期は入学前の秋です。学校保健安全法施行令では、入学の4か月前に当たる11月30日までに行います。就学の手続きに支障がなければ、3か月前までとされています。

就学援助は、入学前の給付にも注意

就学援助は、小学校・中学校の学用品や給食費などを支える制度です。対象となる世帯や支給額は、市区町村によって違います。

入学前に入学準備金(新入学学用品費)を受け取れる自治体もあります。入学前の申請でないと受け取れない場合があるため、締切を市区町村の案内で確認しましょう。

入学後は4月ごろに学校から案内が届きます。家計が変わったときなどは年度途中でも申請できます。毎年度の申請が必要なことが多いので、前年に受け取った場合も案内を読み直してください。

高校無償化(就学支援金)の申請と奨学給付金

就学支援金は、高校の授業料を支える制度です。いわゆる高校無償化に当たります。2026年4月からは、公立・私立ともに所得制限がありません。ただし、支給には申請が必要です。

入学時と、在校中の毎年の申請

入学時は4月に申請することが多く、学校の案内に従ってe-Shien(申請用のオンラインシステム)で手続きします。紙で受け付ける学校もあります。

在校生も毎年1回の申請があります。4〜6月が多いですが、学校や都道府県によって違います。2026年度から所得の確認がなくなり、7月の届出は不要になりました。

期限を過ぎた場合は、申請した月以降の分だけが対象です。児童手当と同じく、遅れた分はさかのぼって支給されません。

上限は公立が年118,800円(月9,900円)、私立が年457,200円です。学校が支援金を受け取り、授業料に充てます。

都道府県の上乗せは別の案内も確認

東京都内に住んで私立に通う場合は、都の「私立高等学校等授業料軽減助成金」と合わせて年501,000円までです。国の手続きとは別に、7月ごろにオンラインで申請します。

大阪府は「就学支援推進校」に在学している場合、府の授業料支援補助金と合わせて授業料が無償になります。学校の案内で申請してください。ほかの都道府県にも上乗せがあるか、各都道府県の案内で確かめましょう。

授業料以外の支援は「高校生等奨学給付金」

高校生等奨学給付金は、教科書や教材など、授業料以外の費用のための給付です。就学支援金とは別に、毎年申請します。申請先は、7月1日に住んでいる都道府県です。

案内は7〜10月ごろに学校経由で届くことが多いです。新入生は、4〜6月に一部を早く受け取るための申請ができる都道府県もあります。

対象は生活保護世帯や住民税非課税世帯です。2026年度からは年収約490万円までの世帯にも広がりました。この区分の支給額は、非課税世帯より少なくなります。

国の基準では、全日制などの住民税非課税世帯は国公立で年143,700円、私立で年152,000円です。対象の区分や都道府県で額が違うことがあるため、正式な額は申請先の案内で確認してください。

給付奨学金の予約採用と在学採用

給付奨学金は、返済が不要の奨学金です。大学などで学ぶ人を支える「高等教育の修学支援新制度」には、給付奨学金と、授業料・入学金を減らす支援があります。

高校3年の春は、在籍する高校の案内で

予約採用は、大学などへの進学前に奨学金を申し込む方法です。高校3年の4月ごろから、在籍する高校を通じて手続きします。受付期間は高校ごとに違い、期限を過ぎると申し込めないことがあります。

学校で配られる書類、マイナンバーの提出書類、家計の書類などを用意します。申込情報の入力には、日本学生支援機構のスカラネットを使います。

選考の結果は、高校を通じて届きます。採用候補者に決まると「採用候補者決定通知」が渡されるので、進学先に入学するまで大切に保管してください。奨学金の支給は進学後に始まります。予約採用に申し込めなかった場合は、進学後の春に在学採用で申し込めます(支援の内容は予約採用と同じです)。

金額と、多子世帯の授業料支援

給付奨学金の月額は7,300〜75,800円が目安です。世帯収入の区分、国公立か私立か、自宅から通うか自宅外かによって変わります。

親が扶養する子が本人を含めて3人以上いる多子世帯は、2025年度から所得制限なしで、大学などの授業料・入学金が国の定める一定額まで減免されます。ただし、資産などの要件があります。

大学入学後にも、在学採用があります

在学採用は、大学などに入った後に申し込む方法です。予約採用に間に合わなくても、入学後の春、4月ごろに申し込めます。

受付は、大学の学生ポータルや学生課の案内で確かめます。案内は学生本人に届き、親には届かないことが多いので、家族で確認する機会をつくりましょう。採用された後にも、毎年の継続手続きがあります。

見落としやすい点

  • さかのぼらない支援があります。この記事で取り上げた児童手当と高校の就学支援金は、申請が遅れた分を原則として受け取れません。
  • 学校経由の案内を確認します。高校の就学支援金や奨学給付金、給付奨学金の予約採用は、学校からの連絡が手続きの入口になります。
  • 大学では学生本人の確認が必要です。在学採用の案内は学生ポータルなどに届き、親に届かないことが多いです。
  • 前年に申請していても、今年の案内を読みます。就学援助や高校の支援、奨学金の継続などには毎年の手続きがあります。
  • 無償化という名前だけで判断しません。幼保無償化の給食費・行事費は対象外です。高校の奨学給付金も、授業料の就学支援金とは別に申し込みます。
  • 入学前から申込が始まるものがあります。保育園の4月入園や入学準備金は、入園・入学後の案内を待たずに受付時期を確認してください。
  • 引っ越し後の児童手当も確認します。新しい市区町村への申請は、転出予定日の翌日から15日以内です。
Kaika Labs · Android

手続きを手元で管理したいとき

子どものお金の制度カレンダー

子の生年月日を登録すると、この記事で取り上げた手続きを年齢の順に確認できます。済ませた申請を記録する機能と、期限を迎える前の通知があります。

Androidで利用でき、料金は無料です。広告が表示されますが、一度の支払いで非表示にすることもできます。

Google Play で見る

出典(公式の情報)

2026年度の制度をまとめる際の出典です。リンクは新しいタブで開きます。

  1. こども家庭庁「児童手当制度のご案内」
  2. こども家庭庁「もっと子育て応援!児童手当」
  3. こども家庭庁「令和8年度 保育関係予算の事業集」
  4. こども家庭庁「幼児教育・保育の無償化 よくあるご質問」
  5. 文部科学省「高校生等への修学支援」
  6. 文部科学省「高校生等奨学給付金」リーフレット(2026 年度)
  7. 文部科学省「高等教育の修学支援新制度(高校生の皆さんへ)」
  8. 文部科学省「高等教育の修学支援新制度」
  9. 日本学生支援機構「2026年度 在学者用給付奨学金案内」
  10. 埼玉県「高等学校等就学支援金制度」
  11. 東京都「私立高等学校等授業料軽減助成金」
  12. 大阪府「私立高校等の授業料無償化」
  13. e-Gov 法令検索「学校保健安全法施行令」
  14. 船橋市「子ども医療費助成の払い戻し」

ここに挙げた省庁・機構・自治体は情報の出典で、Kaika Labs とは関係がありません。

制度は毎年見直されます。この記事は2026年度の内容です。手続きの際は、市区町村・学校の最新の案内を確認してください。